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2013年02月07日 (木) | Edit |
今日2月7日は,「元素の周期律」の発見者メンデレーエフの誕生日です。
 
そこでメンデレーエフの「四百文字の偉人伝」を。「四百文字程度で,古今東西のさまざまな偉人を紹介する」シリーズ。

下の画像は,出口由加子さん作の「元素の周期表ポストカード」。ハガキサイズで,かわいいデザインですが,きっちりといろんな情報が入ってます。

海猫屋,仮説社のホームページ,国立科学博物館ミュージアムショップで発売中。科学にかんするかわいい・美しいグッズは,もっと増えてほしい。

*出口さんホームページ:もくれん通信
 
ポストカード


メンデレーエフ

統計数値で謎を解く

ドミトリー・メンデレーエフ(1834~1907 ロシア)は,「原子量」という数値と元素の性質の間にある法則性=周期律を発見した化学者で,数量的な推理の達人でした。

1890年代のこと。彼はロシア政府から,「無煙火薬」の研究を頼まれました。無煙火薬は当時,限られた国だけの最新技術でした。火薬の原材料の配合比率がカギなのですが,それがなかなかわかりません。

彼は,フランスの無煙火薬の工場に見学に行き,探ろうとしました。当然,機密で教えてもらえません。

そこで,彼はフランスの鉄道輸送の統計を調べました。統計には,火薬工場のある駅にどんな材料がどれだけ運ばれたかが載っていました。その輸送量の割合を計算し,材料の比率を解明したのです。

「統計数値を使った謎解き」で,優秀なスパイ顔負けのことができる。統計は,いろいろな謎を解くのに有効な道具なのです。

増山元三郎著『数に語らせる 第2版』(岩波書店,1980)による。

【ドミトリー・メンデレーエフ】
教科書の表紙のウラなどにある「元素の周期律(周期表)」を発見した化学者(研究発表1869年)。周期律のような基礎的研究だけでなく,産業に直接役立つ応用化学の分野でも多くの業績がある。
1834年2月7日生まれ 1907年2月2日没

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このような101話をまとめた電子書籍『四百文字の偉人伝』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)も発売中です(アマゾンKindleストア,楽天kobo,ディスカヴァー社のホームページにて販売,400円)。

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