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2013年02月09日 (土) | Edit |
私の家は,古い団地を全面リフォームしたものです。今風にいうと「団地リノベ」。
 
1978年(昭和53年)に建てられた,東京・多摩市の公団住宅。面積は66㎡(20坪)ほど。もともと3LDKだったものを1LDKに変更。
 
2005年にこの家を買って改装し,それ以来妻と2人で住んでいます。

リフォームの設計・施工監理は寺林省二さん(テラバヤシ・セッケイ・ジムショ)という建築家にお願いしました。施工はみどり建設さん。

費用は,家そのものが1800万円ほど。リフォームの総工費が400万円(消費税,設計料は別)。

様子をざっとお見せします。

これは,ウチの棟の前の,入口に続く歩道。

歩道1


リビング。つくりつけの本棚があちこちにあります。

リビング3

 
書斎スペース。すぐ上の写真にある本棚の向こう側。大きい机が私ので,小さいほうが妻の。

書斎1

書斎2

 
ベランダからの風景。

ベランダからの風景1

***
 
どうして「団地をリフォームして住もう」と思ったのか。

「自分好みの家を,低コストで手に入れられる」と考えたからです。

昭和の古い団地には,今どきのマンションにはない魅力や利点があります。

日当たりや風通しのよさ。
緑豊かで静かな環境。
考え抜かれたムダのない室内設計。
値段も比較的安い。
 
もちろん,デメリットもあります。

せいぜい50~60㎡ですから,ファミリー向けにはちょっとせまい。古びたところが好きでない,という人もいるでしょう。そして,耐震性や老朽化の問題もあります。

しかし,デメリットをおぎなってあまりある魅力が,古い団地にはあると私には思えました。狭さの問題は,工夫しだいでなんとかなるだろう。そうやって自分好みの家をつくっていくのは,さぞたのしいだろうな。

***

このブログでは「団地リフォーム(リノベ)っていいよ」という話をしていきます。でも,団地というのはとうてい「理想の住まい」ではない,とも思っています。

もし私が「大金持ち」だったら,たぶん団地には住みません(笑)。

私たちには,いろんな制約があります。お金のこと,家族のこと,仕事のこと……

その制約のなかで工夫して,少しでも納得のいく暮らしがしたい。「団地リフォーム」は,そのための手段のひとつです。

私のおかれた「制約」のなかで模索して,「これはいいかも」と思ってだどりついた,私なりの答え。けっして万人向けの「答え」ではない。
 
だから,ここでお話しすることは,住まいづくりで「制約に対しどう取り組んだか」についての「ひとつの例」としてとらえていただければと思います。

それなら,「団地リフォーム」そのものには共感できない人にも,参考になるかもしれません。「制約と向き合う」ことは誰にも必要です。
 
最初に述べたように,リフォームの設計を,私は建築家の寺林省二さんに依頼しました。なぜ,建築家に頼むことにしたのか。どのようにして寺林さんと出会ったのか。そこから,どんなふうに家づくりの作業が進められたのか。そして,できあがった部屋に住んでみてどうだったのか。

このような私の体験や,そこから考えたことを,これからおいおい述べていきます。

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