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2013年08月26日 (月) | Edit |
 明日8月27日は,建築家ル・コルビュジエが亡くなった日です。今から48年前のこと。そこで彼の「四百文字の偉人伝」を。古今東西のさまざまな偉人を,400文字程度で紹介するシリーズ。

 このブログでは,前回は建築家吉村順三のことだったので,たまたまですが建築家の話が続いてますね。

 関連記事:ル・コルビュジエ略伝・若者が巨匠になるまで


ル・コルビュジエ

建築家が愛した小さな小屋

 ル・コルビュジエ(1887~1965 スイス→フランス)は,20世紀を代表する建築家の1人で,さまざまな公共建築や邸宅や都市計画などで知られています。
 しかし,彼がひときわ愛着を感じていた建築が,そのような大がかりなもののほかにもありました。
 南フランスの海辺に自分の別荘として建てた,小さな小屋です(1952年完成)。その小屋は,8畳ほどの狭いものでしたが,ソファ兼ベッド,テーブル,洗面台,収納家具などが機能的に配置され,快適でした。
 晩年の彼は,たびたびこの小屋を訪れてバカンスを過ごしました。「この休暇小屋の住み心地は最高だ」と,彼は語っています。
 小さくても,いや,小さいからこそ,やり方しだいで建築の本質が凝縮されたすばらしい空間をつくることができる――彼はそう考えたのです。それは,「モノをつくる人」が長年かけてたどりついた境地だった,といえるでしょう。

中村好文著『住宅巡礼』(新潮社,2000),カンブレト著,中村好文監修,石川・青山訳『ル・コルビュジエ カップ・マルタンの休暇』(TOTO出版,1997)による。ほかに参考として,ジャンジェ著,藤森照信監修,遠藤ゆかり訳『ル・コルビュジエ』(創元社,2006)。

【ル・コルビュジエ】
フランク・ロイド・ライト,ミース・ファン・デル・ローエと並び20世紀を代表する建築家。近代建築をひとまず完成の域に高めた1人。代表作は「サヴォア邸」,集合住宅「ユニテ・ダビタシオン」「ロンシャンの礼拝堂」など。
1887年10月6日生まれ 1965年8月27日没

これがその「休暇小屋」です。南フランスのカップ・マルタンというリゾート地にあります。ル・コルビュジエは,この小屋のすぐ近くの海で海水浴中に,心臓発作で亡くなりました。
カップ・マルタンの休暇小屋
カンブレト著,中村好文監修,石川・青山訳『ル・コルビュジエ カップ・マルタンの休暇』の表紙より

 「四百文字の偉人伝」は,古今東西のさまざまな偉人を,400文字ほどで紹介するシリーズ。このブログでときどき載せています。(カテゴリー:四百文字の偉人伝
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(以上)
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ジャンル:学問・文化・芸術