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2013年09月10日 (火) | Edit |
 いつも,長い記事ばかりなので,たまには短かい「雑談」を。「与太話」といってもいいです。
 反響を伺いつつ,シリーズにするかも。
 ツイッターでやるのがふつうかもしれませんが,私はブログで。

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 今度の東京オリンピックの公式キャラクターは,どうするんでしょうか?

 招致のプレゼンで,過去の遺産を活用し,コンパクトでスマートなオリンピックを行う,みたいなことを言っていました。代々木の体育館(by丹下健三)とか,また使うのだそうです。たしかにああいうすばらしい建築の遺産は,ぜひ活用すべきだと思います。

 キャラクターも,それでいけばいいのでは?

 つまり,ドラえもんとかキティちゃんとかアンパンマンを,東京五輪の公式キャラにしてしまう。

 ヘンテコな新キャラをつくるより,日本が誇る世界的な「遺産」を活用すべきでは?
 もちろん,権利者には無償で,オリンピックのために提供しいただくのです…。

 ***

 今日の昼休み,職場近くのカフェで,30代のサラリーマン3人組が,「半沢直樹,視聴率30%超えたそうだ」などと話をしていました。3人ともこのドラマをみているらしい。

 私も,あれを3~4回みたことがあります。
 筋の通った中堅サラリーマンが,理不尽で卑怯な上司を叩きのめす。
 これは,すっきりしますね。

 このときの3人組の会話でも,「前回の話だと,まだすっきりしてないよね」というふうに,「すっきり」という言葉が出てきました。

 数千万人のサラリーマンの「すっきり」のツボをさぐり当てたのが,このドラマなんだと思います。

 で,主人公に叩きのめされる上司や同僚のおもなところは,だいたいバブル入社世代(50歳前後)。
 この世代が,今どきの「チャラチャラとズルい感じ」のサラリーマンを象徴しているらしい。
 オレもこの世代だ。残念。

 ***
 
 街角で見かけた,小学校3~4年生くらいの女の子2人。

 1人が「そらーにーあこがれてー」と,ジブリ映画『風立ちぬ』の例の主題歌を歌っている。

 もう1人の子が,

 「それ,ゆーみんっていうおばさんが歌ってるんだって」

 「おとうさんは,このおばさんの歌を,よくクルマできいてるんだよ」

 そういって,いっしょに歌いだしました。

 彼女を知らない子どもたちまでがその歌を口ずさみ,「誰の歌か」を話題にしてしまう。
 それだけ印象に残るということです。
 それも,ほとんど「孫」といっていいような子どもたち。

 ユーミンは,偉大ですね。

(以上)
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2013年09月10日 (火) | Edit |
 「自分で考える勉強法」シリーズの44回目。

 「読書論」の話を続けています。
 このところは,本を読むうえでの「スタイル」について述べてきました。どこで,どんなふうに読むか,ということです。
 今回はそこから派生して,「本を探し,選ぶうえでのスタイルやツール」の話,といったらいいでしょうか。

 ところで,やや時間が経ってしまったのですが,この「勉強法」のシリーズを,先日あるブログでたいへん好意的に紹介していただきました。たきやん。さんの たきやん。のBurning Heart(2013年8月26日)で,このブログについて,こう述べられていたのです。

《一連の世界史の記事は本当に楽しみながら読ませていただいていますが,それ以上に自分が推したいカテゴリは『自分で考えるための勉強法』です。
 このカテゴリを読めば,世に出ている勉強法の本は1冊も必要ない,と私は考えています。》


 たきやん。さんのブログとは,お互いにリンクを貼らせていただいていて,いろいろ刺激を受けています。
 しかし,おつきあいはブログの場だけで,お会いしたことはありません。
 「書いたもの」だけを通じて,このように高く評価してくださったことを,ありがたくうれしく思います。「自分の書いた言葉が届いている」というよろこび。とにかく,ありがとうございます。 


専用の手帳に「読みたい本」をメモしておく。

 私は,「読みたい本」をメモするための小さな薄い手帳を持ち歩いています。

 新聞・雑誌の書評に載っていた本
 読んだ本の中で紹介されていた本
 書店や図書館でみかけて「いつか読もう」と思った本
 出版社別や分野別の出版目録で「これは」と思った本

 などをそこにメモしておきます(出版目録は,大きな書店でときどき山積みになっていて,タダでもらえます)。

 ここ数年は,インターネット書店で検索して,気になった本をメモすることも増えました。
 たとえば書評で知った本を検索すると,その関連図書も表示されます。
 それを見ていると,「こんな本もあったのか」という発見が時々あるのです。インターネット書店は,本と出会う手段のひとつとして,役立ちます。

 メモ帳には,順番につぎの項目を書きます。
 これらの事項は,「本を扱う上での基本情報」です。

・記述日(いつメモしたか),重要性のランク(A~C)
・著者名,書名,出版社,出版年,価格
・備考(必要に応じて書く。内容を示すキーワードや,書評の紙誌名と発行日付,所蔵図書館,記載の目録名など)

 書評などでみかけた本を,スケジュール帳などにメモする人がいますが,「専用の手帳に書く」というのがポイントです。
 そのことによって,蓄積ができていきます。自分にとっての本のデータベースをつくるのです。スケジュール帳では,翌年になったら使わなくなってしまいます。

 私はこの方法を,学生時代に評論家・呉智英さん(1946~)の『読書家の新技術』(情報センター出版局 1982,のちに朝日文庫 1987)という本で知りました。細かいところは,私なりにアレンジしています。

 当時,たまたま手に取ったその本をみると,著者の呉さんは大学の先生でもマスコミ出身でもない若手で,会社勤めの経験があり,独学で評論活動をするようになった,とあります。知識人としてエリートコースの人ではないようです。
 「それでも,こんなふうに自分の主張を本にできるんだ」――そこにひかれて,読み始めました。

 そして,この本に書いてあるいくつかのノウハウ――読んだ本についてポイントを記録する「読書カード」など――を実行してみたり,推薦する本を読んでみたりしました。

 でもやがて読書カードはやめてしまい,推薦図書も,自分の志向とはちがうとわかってきて,読まなくなりました。

 しかし若い私は,この本から「制約の多い中でも,工夫して勉強していこう」というメッセージを感じて,勇気づけられたと思います。読書法の具体的なこともいろいろ教わりました。中でも,「探書手帳」は今も続いているわけです。

(以上)
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