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2013年09月16日 (月) | Edit |
 「自分で考える勉強法」シリーズの46回目。

 「読書論」の話を続けています。
 前回は「本にいくらお金をかけるか」という話をしました。今回はその続きです。本の買い方,本にかんするお金の使い方のこと。これも,「読書論」のだいじな要素だと思っています。


たまには,ちょっと高価な本を買ってみる。

 たまには,少し高価な本を買ってみるといいと思います。
 高価な本をていねいに読むと,「具体的なデータをもとに,自分なりに考える」ことの練習ができます。

 「高価な本」といっても,一部のマニアが集めるような,何十万円もするものではありません。4,5千円とか,せいぜい1,2万円のものです。

 これに対して「安い本」があります。文庫や新書,それと2千円くらいまでの単行本です。

 本に使えるお金が月に1万円あったら,千円の本を10冊買うようなことをしてはもったいないです。
 そういう「安い本」は3~4冊にしておいて,残りは「高価な本」を一冊買うのに使いましょう。

 「本の値打ちは値段では決まらない」ということは,よく言われます。確かに,高くてもいい本とはかぎらないし,安くてもすばらしい本があります。
 
 でも,「高価な本」でないと得られないものもあるのです。

 「高価な本」というのは,細かな具体的データや情報が入っていてかさばるから,高くなるのです。また,専門的で細かなデータを求める人の数はかぎられているので,多少値段を高くしないと採算がとれないということもあります。

 盛り込まれる細かなデータの量のちがいが,「高価な本」と「安い本」のちがいです。
 書いてある結論が高級であったり低級であったりということではありません。

 「安い本」は,結論に力点が置かれていて,データが簡略化されています。一般にはそれで十分だし,そのほうが読みやすいのです。

 でも,他人の結論や主張だけを読んでいたのでは,考える練習にはなりません。
 「考える」というのは,他人が調べたことでもいいから,いろんなデータをもとに自分なりの結論を導き出すということです。

 それには,「高価な本」を読んで,たくさんのデータにあたる必要があります。
 高いレベルをめざすなら,「高価な本」にも手を出さなくてはいけません。

(以上)
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