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2013年12月04日 (水) | Edit |
 12月5日は,ウォルト・ディズニーの誕生日です。そこで彼の「四百文字の偉人伝」を。古今東西のさまざまな偉人を400文字程度で紹介するシリーズ。

 つぎのディズニーの話のように,自分の過去の仕事や持ちネタに何度も向き合って更新していくこと,それによって新しい何かをつくっていくことは,大事なんじゃないかと思います。
 それを「焼き直し」といって,低くみることもありますが,じつはそうでもないはずです。


ディズニー

食い下がって生まれたキャラクター

 数々のアニメーション映画やテーマパークなどで知られるウォルト・ディズニー(1901~1966 アメリカ)。
 駆け出しの映画製作者だった若きディズニーにとって,最初の小さなヒットは,ウサギのキャラクターが活躍する短編アニメのシリーズでした。
 しかし,そのキャラクターの権利は,契約先の映画会社に乗っとられてしまいました。その会社とケンカ別れすると,彼は仲間と新しいキャラクターを考えることにしました。
 でも,なかなかいいのが浮びません。「そうだ,あのウサギの耳を丸くして,ネズミにしてしまえ」――ある研究によれば,そうやって,あの「ミッキー」が生まれたのだそうです。
 大ヒットというのは案外,そんな「苦しまぎれ」からも生まれるんですね。でもそれは,「彼が自分のつくったものの価値にこだわって,食い下がった成果」といえるのではないでしょうか。もしも,彼が「ウサギ」のことをあきらめていたら,ミッキーはこの世に存在していないし,その後のディズニーの活躍もどうなったかわからないのです。

エリオット著・古賀林幸訳『闇の王子ディズニー(上)』(草思社,1994)による。参考としてトマス著,玉置・能登路訳『ウォルト・ディズニー』(講談社,1983)。

【ウォルト・ディズニー】
 20世紀を代表するアニメーション映画の監督・プロデューサー。初のカラーアニメや初の長編アニメ(1937年『白雪姫』」)を製作するなど,多くの革新を行った。ミッキーのデビューは1928年の短編映画。
1901年12月5日生まれ 1966年12月15日没

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 「四百文字の偉人伝」は,古今東西のさまざまな偉人を,400文字ほどで紹介するシリーズ。このブログでときどき載せています。(カテゴリー:四百文字の偉人伝
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(以上)
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