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2013年06月22日 (土) | Edit |
 「自分で考えるための勉強法」シリーズの28回目。
 このところ「学問とは」「科学とは」というテーマで述べてきましたが,今回から「読書」について。
 本のさがしかた,読みかたの入門です。

 私は,おもに本を読んで勉強してきました。
 だから,読書論はこの「勉強法」の最も大きな柱になっています。


全部読む本は,10冊に1冊あればいい。

 本を,最初から全部通して読む必要はありません。

 「とばし読みでは頭に残らない」「最初から追っていかなければ,著者の主張はわからない」という人がいます。
 でも,「本を読むなら全部読まなくては」と思うから,本が読めないのです。ざっと目を通して,興味の持てるところ,理解できるところだけを読めばいいのです。

 そういうことにしておくと,気が楽になって,どんどん本に手を出すことができるでしょう。

 だいたい,「最初からきちんと論理を追っていかなくては理解できない」などという本は少ないのです。多くの本は,とばし読みを許さないほど厳密には書かれていないのです(小説のように,プロセスを味わって読む本は別です)。

 その本に書かれている情報の中で,あなたが興味を持てるところ,理解できるところにこそ値打ちがあります。あなたにとっての意味があります。

 つまらないところに無理につきあっても,頭に残りません。読んだことは無駄になります。
 いつか,もっと勉強してから読んでみると,意味や面白さがわかるかもしれません。
 反対に,「やはりつまらない」ということがわかるかもしれません。

 「とばし読みでいいんだ」と思えるようになってから,私は以前よりも多くの本を読めるようになりました。
 全部読むのは,10冊に1冊もあればいいほうです。

 多くの場合,1冊通して読むよりも,その間に10冊を拾い読みするほうが,はるかに豊富な情報に接することができます。

 そして,「10冊に1冊」というのは,拾い読みをしていくうちに,「これはいい本だ」と思えて,つい全部読んでしまったものです。
 そういう本に出会うと,うれしくなります。

 とばし読み・拾い読みのコツは,本の「もくじ」「まえがき」「序章」「終章」「解説」などに書かれている情報をまずチェックすることです。本の構成や概要,著者の意図や思いなどについて,まずイメージをつかんでおくのです。

(以上,つづく)

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テーマ:思うこと
ジャンル:学問・文化・芸術
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