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2013年07月09日 (火) | Edit |
 「自分で考える勉強法シリーズ」の33回目。
 最近は,読書論の話をしています。
 前回は「本は買おう,でも図書館も使おう」という話をしました。今回は「近所の図書館へ行ってみよう」という話。

 レポートや企画などの宿題がある人は,図書館か大きな書店に行ってみるといいです。ネタがみつかるはずなんですが,たいていはネットで検索するだけ…
 
 きのう気がついたのですが,図書館の利用カードがみあたらない。先月使ってから,いつものところに入れておいたはずなのに…
 
  
近所の図書館は,数百万冊の蔵書とつながっている。

 あなたの家や職場の近所に,公共図書館はありませんか? 私は東京の多摩地区に住んでいますが,歩いて五分ほどのところにまずまずの規模の市立図書館があり,よく利用しています。
 私にとって,「図書館が近くにある」というのは,住む場所を選ぶときのポイントのひとつといってもいいです。
 
 若いときに住んでいたアパートの近所にも,市立図書館の小さな分館がありました。ここにはたいした蔵書はなく,読みたいと思う本が本棚にみつかることは,そんなにありませんでした。

 それでも,ときどき私はその図書館に足を運んでいました。それは,この小さな図書館が,何百万冊もの巨大な蔵書にアクセスする窓口であるからです。

 著者やタイトルがわかっていれば,コンピュータの検索システムでその本をさがすことができます。館内になければ,市内のほかの図書館にないか。市内全体で何十万冊という蔵書があります。本があれば,私の住む市では二~三日で取り寄せてくれます。

 市内の図書館になければ,窓口に相談してみましょう。隣接するほかの市の図書館や,港区にある都立中央図書館(あるいは国立市にある都立多摩図書館)をさがしてくれます。都立中央図書館は,蔵書180万冊の大図書館です(2011年3月末現在の図書数)。

 日本最大の図書館である国会図書館の蔵書は990万冊ありますが(2012年3月末現在),これは飛び抜けています。都立中央図書館は,それに次ぐクラスの図書館なのです。
 そこから最寄りの図書館に本を取り寄せて,貸し出してくれます。私の住む市ではこれに一週間くらいかかります。

 国会図書館では,原則として館外貸し出しはしていません。都立中央図書館でも,個人への館外貸し出しはしないのですが,市立図書館の窓口を通してなら,自分の部屋に持ち帰って読むことができるのです。

 取り寄せに一週間かかっても,それだけの値打ちがあります。この方法で借りてきた本の中には,古書店でも見つかりにくい貴重なものもあるのです。

 また,さがしている本がまだ書店で売られている新しい本であれば,リクエストして図書館に買ってもらう,という方法もあります(本によっては,できない場合もあります)。

 そこまでしなくても,ちょっと読みたい本,気になる調べものがあれば,近所の図書館に行ってみるといいです。目当ての本や資料がすぐみつかることは,結構あります。
 そして,ネットでは出会えないような,充実した情報に出会えることも多いです。
 
 こんな便利な窓口が,都市部であれば歩いて行ける範囲に,ひとつやふたつはあるのです。そうなったのはこの十数年ほどの(1990年代以降の),わりと最近になってからのことです。本を買うお金が足りなくても,勉強できる時代になったのです。 

(以上,つづく)

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テーマ:読書メモ
ジャンル:学問・文化・芸術
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