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2013年07月22日 (月) | Edit |
 今日7月22日は,遺伝の法則の発見者メンデルの誕生日です。
 そこで,彼の「四百文字の偉人伝」を。古今東西のさまざまな偉人を,400文字程度で紹介するシリーズ。

メンデル

埋もれていったアマチュア研究

 1800年代のなかば,オーストリア(現在はチェコ共和国内)の地方都市にある修道院でのこと。
 その庭で1人の修道士が,本来の仕事の合間に,エンドウ豆を育てては何やら観察をしていました。実験なのだ,といいます。
 それは8年ほど続けられ,何か発見があったようでした。
 1865年,修道士は論文をまとめ,さまざまな科学者に送りました。
 しかし,アマチュアである彼の研究に対し,注目する人は皆無でした。
 やがて,彼は修道院長になって忙しくなり,研究はペースダウン。論文は埋もれたまま,彼は1884年に亡くなりました。
 ところが,論文が書かれて30年以上経った1900年に,複数の科学者が彼と同じ発見をします。それがきっかけで,彼の業績は高く評価されるようになりました。
 修道士の名は,グレゴール・メンデル(1822~1884 オーストリア)。遺伝の法則の発見者です。
 彼の研究は,「遺伝子研究」という新しい科学の原点になりました。無名で終わったアマチュア研究者が成しとげた業績としては,これ以上の例はないでしょう。

中沢信午著『遺伝学の誕生』(中公新書,1985),マローン著,山田五郎監修・石原薫訳『偉大な,アマチュア科学者たち』(主婦の友社,2004)による。

【グレゴール・メンデル】
 遺伝の法則の発見者。エンドウ豆を交配し,育った豆の色やシワなどの形質について統計をとると,みごとな数量的法則性があることを発見。それが遺伝的形質を伝える因子(遺伝子)の存在を示す証拠となった。
1822年7月22日生まれ 1884年1月6日没


 「四百文字の偉人伝」は,古今東西のさまざまな偉人を,400文字ほどで紹介するシリーズ。このブログでときどき載せています。(カテゴリー:四百文字の偉人伝
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