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2013年07月30日 (火) | Edit |
 「自分で考える勉強法」シリーズの37回目。

 「読書論」の話を続けています。
 このところ,書籍,雑誌,新聞,インターネットなど,それぞれの媒体の特徴や扱いかたにかんする話をしてきましたが,今度は「書籍」の世界のことを。そのひとつとして,教科書や子ども向けの本について。


子ども向けの本には,大事なことが書かれている。

 人類がこれまでに築きあげてきた学問の成果を集大成した書物があります。
 学校の教科書です。学問全般の広い知識が得たければ,学校の教科書を読むことをおすすめします。
 
 それも,中学校の教科書でないといけません。高校の教科書では駄目です。

 高校の教科書は,詳しすぎるのです。つめ込まれている情報量が多すぎて,本当に大事なことは何なのかが,わからなくなってしまいます。
 また,初心者にはむずかしすぎて,ひとりで読み通すこともできません。

 「学校の教科書で勉強するのがいい」というのは,かなりの人が言っています。
 すると,ほとんどの人が高校の教科書で勉強しようとします。でも,それではいずれ投げ出してしまうでしょう。私もそうでした。

 でもあるとき,南郷継正さんという先生が,「中学の教科書がいい」と言っているのを読んで,目をひらかされました。

 中学の教科書には,学問・芸術の最も基礎的で重要な成果だけがのっています。
 一番熱心に読んだのは,歴史の教科書です。古代から現代にいたる歴史について,基本的な常識を知ることができました。

 理科の教科書には,物理学,化学,地質学,生物学などに関する初歩的な知識がつまっています。
 保健体育の教科書は,南郷さんの言うように,生理学の教科書です。美術の教科書や資料集には,誰もが知っておいていい,美術史上の名作が並んでいます。

 教科書は,一般の書店では売っていませんが,指定された書店などの「教科書販売所」で買うことができます。

 教科書だけでなく,子ども向け(小・中学生向け)の本を読むことは,ものごとの全体像や基本をつかむ上で,いい方法です。

 子ども向けの本では,大事なことがごまかされずに書かれています。
 そうでないと,子どもたちは読んでくれません。
 これは,板倉聖宣さんが言っていました。

 実際に「子ども向け」という本を手に取ってみると,子どもにはむずかしすぎる,詳しすぎる,と思えるものも多いです。いい内容であっても,です。

 でも,それがふつうの大人にはちょうどよかったりするのです。

(以上,つづく)

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ジャンル:学問・文化・芸術
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