FC2ブログ
2013年09月26日 (木) | Edit |
 「自分で考える勉強法」シリーズの50回目。

 ここしばらく「読書論」を続けていましたが,前々回から「文章論」について述べています。
 強調したいのは,「文章を書くことで考える力がつく。だから書こう」ということです。今回は,書き続けるために大切な「読者への感謝」ということについて。

 このブログを読んでくださっているみなさんにも,あらためて感謝です。
 いただいたコメントをはじめ,拍手やアクセス数など,いつも励みにしています。ありがとうございます。


あなたの文章を読んでくれる人は,恩人。

 文章は書き続けていかないと,上達しません。
 どうしたら,書き続けることができるのでしょうか?

 一番大切なのは,「たったひとりでいいから,読んでくれる人をみつけること」です。

 人に読んでもらうあてのない文章を書くのは,むなしいことです。
 だから日記は,たいてい三日坊主で終わるのです。

 私は幸運でした。文章を書き始めたとき,読んでくれる人が身近にいたからです。私に書くことすすめてくれた若い先生が読んでくださいました。
 また,一緒に勉強する友だちがひとりいて,書いたものをみせ合っていました。

 最初の数年は,この二人だけが私の読者でした。書いたものに自信がなかったので,二人がいれば満足でした。

 やがて,少し上達したと思ったので,二人以外にも読んでもらいたくなりました。

 そこで,友だちや知り合いのなかで興味を持ってくれそうな人に書いたものを渡したり,送ったりするようになりました。さらに,人の主催する勉強会(数人くらいの小さなもの)に書いたものを持ち込んで,発表するということもしました。

 渡したものが,読んでもらえないことも多いです。感想を言ってもらえることは,そんなにあるわけではありません。
 素人の書いたものを読んでコメントするのは,疲れることです。「書いたものを読んでほしい」というのは,無理なお願いをしているのです。

 だから,ちょっとでも読んでくれた人は,無理をきいてくれた恩人です。

 中には,読んで好意的なことを言ってくれる人がいます。これは本当にうれしいです。そういう人は,決して多くありません。でも,うれしさがいつまでも残ります。十年前のことでも,憶えています。

 読んでくれる人をさがしていると,たまにほめてくれる人がいます。その時のうれしさをいつまでもひっぱって,書くことを続けました。

 あなたもどうにかして,読んでくれる人をさがしましょう。もし読んでくれたら,心から感謝しましょう。

(以上)
関連記事
テーマ:勉強
ジャンル:学問・文化・芸術
コメント
この記事へのコメント
読んでくれる人をさがしていると,たまにほめてくれる人がいます。その時のうれしさをいつまでもひっぱって,書くことを続けました。あなたもどうにかして,読んでくれる人をさがしましょう。もし読んでくれたら,心から感謝しましょう。

自分の文章を読んでくれる人がいたら感謝をする。これぞ継続的になる動機付けですね。なるほどです。
2013/09/26(Thu) 21:16 | URL  | かずゆき #-[ 編集]
かずゆきさんへ
> 自分の文章を読んでくれる人がいたら感謝をする。これぞ継続的になる動機付けですね。なるほどです。

かずゆきさん,コメントありがとうございます。
くりかえしになりますが,書いたものを読んでもらうというのは,なかなか難しいことだと常々思います。だからこそ,読んでもらえるように書かないといけない,ということもあります。
かずゆきさんにも,いつも読んでいただいているわけで,まさに恩人です。
2013/09/26(Thu) 23:21 | URL  | そういち #-[ 編集]
失礼します。ずいぶん前になりますが、御丁寧な返事をいただきありがとうございました。

今回のそういち様の日記を読んで、梅棹忠夫氏の『知的生産の技術』を思い出しました。確かに誰かに見られていることを意識した方が、自分の文章に向き合う時間が長くなり、読みやすいものになるのかなあと思いました。(稚拙な感想ですね(笑))


――あ、あらためまして、御丁寧な返事をいただいたにもかかわらず、お礼が遅れてしまい、申し訳ございませんでした。そういち様のように高い頻度で更新する筆まめっぷりには感服いたします。
2013/09/27(Fri) 19:35 | URL  | どですかでん次郎 #-[ 編集]
どですかでん次郎さんへ
 どですかでん次郎さん,こんにちは。
 前回のどですかでん次郎さんからのコメント(質問)は,私も気になっていたことですので,つい思うところを長々書きました。それに対してまた返事をいただく,というのは気にしておりませんので,どうかお気づかいなく…

 文章って読んでもらうためのものなので,やっぱり読者を意識しないといけないし,そのためには実際に誰かに読んでもらえるという体験も必要。あたりまえといえばあたりまえなんですが,大事なことかと。

 ところで,梅棹忠夫の『知的生産の技術』って,やはり若い方にも読まれているんですね。梅棹は,私としても興味のある学者のひとり。このブログでもこれまで3回ほど言及しています。2013年6月30日(梅棹夫人のワークスペースのこと),6月19日(梅棹式ファイリング),4月11日(情報の家政学)がそうです。ブログのページの右上にある「検索フォーム」で「梅棹忠夫」と入れて検索すると出てきます。
2013/09/28(Sat) 07:39 | URL  | そういち #-[ 編集]
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック