FC2ブログ
2013年10月15日 (火) | Edit |
 「自分で考える勉強法」シリーズの56回目。

 このところ,「文章論」について述べています。
 今回は「まとまった文章を書くための考え方」です。1冊の本のような長編の文章も,じつは短い「断片」の集まりです。それをふまえることが大切だ,という話。


「まとまった文章が書けない」という人は,
「断片」を書いて並べてみよう。


 「何か書いてみたいけど,まとまった文章を書くことができなくて」という人がいます。そういう人は,この勉強法のシリーズのように書いてみましょう(この「勉強法」は1冊の本になるよう書いています)。

 このシリーズは,毎回のブログの記事という「断片」の集まりです。ひとつの断片は,やや長いものもありますが,だいたい1000~1000数百字。原稿用紙3~4枚です。
 そんな「断片」をいくつも書いて,並べてみるのです。

 私は,この本に並んでいる順番で,断片を書いたわけではありません。
 書いた時期と並んでいる順番は,別物です。
 
 「本全体をどうしていくか」「どういう順番で断片を並べていくか」ということも,最初ははっきりしませんでした。断片が蓄積されていくにつれて,しだいに全体の構成も見えてきたのです。

 無理に体系的にしようとする必要はありません。断片と断片の論理的なつながりを,気にしすぎてもいけません。なんとなく関連のありそうなものをグルーピングしたり,明らかにつながりのあるものどうしを隣に並べたりする,といった程度でいいのです。

 ある断片と他の断片で,言っていることが矛盾しているように思える場合があるかもしれません。でも,あまり気にする必要はありません。たいていは,その矛盾がかえって本の内容に奥行を与えてくれます。

 物事というのは,本来矛盾に満ちているのです。無理に論理的な一貫性を持たせようとして書くと,平べったく,つまらないものになってしまいます。

 じつは,ほとんどの本は,断片を集めてできています。

 何かの新書を開いてみてください。文章のところどころに見出しがついています。見出しによって,文章は2~3ページごとに区切られていませんか? 新書の2ページは,だいたい千数百字です。おおまかに「1000字」と言っていいでしょう。

 この「1000字」が,本を構成する断片です。
 10の断片が集まると,論文になります。100集まると,一冊の本になります。

(以上)
関連記事
テーマ:勉強
ジャンル:学問・文化・芸術
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック