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2013年11月23日 (土) | Edit |
 前回の「勉強法」の記事(すぐ下にあります)で,「テレビの観すぎ,お酒の飲みすぎに注意」という話をしました。それに対し,どですかでん次郎さん(ブログ:寄らば大樹の陰の声)から,コメント(問いかけ)をいただき,私なりに考えたことを述べました。「テレビをどう考えるか」ということの,入り口の話です。

 どですかでん次郎さんは,統計学などの理系的センスをベースに,身辺のいろんな話題を論じたブログを書かれています。

 自分の記事に対し,踏み込んだ考察を含むコメントをいただき,自分もまた考えて書く……うれしく,たのしいことです。

 ***
 
【どですかでん次郎さんからのコメントより】

テレビとお酒以外はすべて時間の無駄ではない

そういう考え方も確かにできそうですね。私も似たような考えを持っているような気がします(私もお酒が大好きですが)。

ただ、最近、別の考え方もジワジワと浮かぶようになってきたので、そのことをちょっと書かせていただきます。もしよろしければ、そういち様の御意見をお聞かせいただければと思います。

私が気になるのは

テレビを見ている時間は本当に無駄なのか?

ということです。

テレビを否定する意見は非常に多くみられますし、私もしばしばその弊害を感じております。ですが、最近ではプラスの面もかなり多くあるように思うのです。たとえば、

・テレビがどうやって視聴者を何時間も立ち止まらせることができているのか、その手法を学べる

・「嘘をつかないで人をだます(分かったような気にさせる)手法」を学ぶことができる

・人との雑談の際、テレビの内容を知っていることで、相手との共通の話題をもつことができる(テレビがみている人が多いということは、それだけこの効果が大きくなる。逆にテレビの内容知らないと、周囲の秩序を乱す可能性がある)

などです。ちなみに人を騙すことに関しては、自分も同じように騙すのではなく、騙そうとする人間から己を守るために役立つ資料になるのかなあ、なんて思います。


 ***

【以上に対するそういちの返信】(コメントに若干の加筆修正)

 まず,漫然とした娯楽としてのテレビは,私は好きです。これまでの人生で,わりと観ているほうだと思います。浪人(失業)中に,ドラマの再放送(『相棒』シリーズとか,90年代のトレンディーなドラマとか)なんかを朝から晩まで観たこともありました……

 「テレビにプラスの面がある」というのは,私もたしかにそうだと思います。

 この「勉強法」でテーマにしているような「自分のアタマで考える」ということにとって,テレビにも役立つ面はあると思います。
 どですかでん次郎さんの言われるように,「人を惹きつける,騙す」など,表現のさまざまな手法に触れること,それから「人との共通の話題」「常識」を知ることができる……等々。

 私にとっては,テレビというのは,この世のいろんな様子や人物や商品や作品を切り取って並べている「ショーウインドウ」のような感じもします。それはそれで,たいへん魅力的です。

 あれだけの予算や手間をかけてつくられている世界なのですから,そこからいろいろ学ぶことはできると思います。
 ただし,どですかでん次郎さんのように主体的な姿勢とか「問いかけ」が必要だとは思います。
 そのような「問いかけ」は,テレビを観ているだけでは,できていかないはずです。

 さて,おっしゃるように,テレビは「文化的」「知的」であろうとする人たちから,いろいろ否定的にいわれてきました。
 その根本には,テレビが圧倒的に多くの人に影響をあたえるメディアだった,ということがあるでしょう。メジャーで大衆的なものは,インテリにけなされる傾向があります。

 しかし,将来はそれも変わってくるかもしれません。
 テレビの影響力が衰退してきています。テレビは以前ほどは観られなくなっており,人びとが夢中にもならなくなっています。

 もしも将来,テレビが今よりもずっとマイナーなものになると,ある種の「シブい文化」として評価されるようになるかもしれません。

 たとえばラジオは,マイナーになったせいで,すっかり「シブく」なった感じがします。
 
 私は数年前(これも浪人中の話です),ラジオ(FMが中心)をよく聴いていたときがありました。要するに家でゴロゴロしてたわけです……
 
 そのとき「ラジオって結構タメになるなー」と思ったものです。自分からは手を出さないような音楽との出会いはもちろんですが,本の紹介とか,知る人ぞ知る感じの新しい文化の動きや社会的活動やビジネスのことなどが,かなり紹介されている。

 そのような「動き」の当事者が出演して,お話しされたりしているのです。
 
 また,テレビにはあまり出てこない識者が,時事問題を(テレビでは聞かないような視点で)解説してくれることがあります。テレビでもおなじみの識者が出てきたときも,テレビよりもじっくりと話せるので,より踏み込んだ話を聴けることもある。

 家に居ながらにして,「充実した文化講演会」に参加できる感じ……ちょっとホメすぎかもしれませんが。
  
 そっくり同じことにはならないでしょうが,メジャーから脱落したときに,テレビも今の「ラジオ的」な性格を持つようになる気もします。

 「テレビが好きで」などというと,ちょっと文化的な香りがする時代が,いつか来たりして(^^;)
 
 ネットでせいぜい「数分」の短い映像をたのしむことが娯楽の主流になったとしたら,テレビで「2時間」もの長大なサスペンスをじっくり観るなんて,まさに「オトナのたのしみ」ということになる……「土曜ワイド劇場」を観るというと,オペラや歌舞伎を観るような格調を(多少は)帯びるということか……それはないでしょうね,さすがに。

(以上)
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