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2013年12月12日 (木) | Edit |
 12月12日は,1万円札の福沢諭吉の誕生日です。そこで彼の「四百文字の偉人伝」を。古今東西のさまざまな偉人を400文字程度で紹介するシリーズ。

福沢諭吉(ふくざわ・ゆきち)

アメリカでおどろいたこと

 福沢諭吉(1834~1901)は,幕末から明治にかけて,旺盛な文筆活動で欧米の近代的なものの考え方を日本人に知らせた人物です。福沢は,若いころに幕府の使節団に随行してアメリカに行っています(1860年)。
 彼がアメリカで最もおどろいたのは,鉄道や電信や工場のような文明の利器ではありません。それらについては,あらかじめ本で読んで知っていました。
 それよりもおどろいたのは,「初代大統領ワシントンの子孫は,今どうしているか?」という質問に,みんなが「さあ?」と無関心だったことです。
 「初代大統領といえば,日本なら初代将軍・徳川家康みたいなものではないか」と思っていたので,意外だったのです。
 彼は,「この国――アメリカでは,家柄なんてほとんど意味を持たない。なんて公平な社会なんだ」と感動しました。この感動は,福沢にとってひとつの出発点になりました。

福沢諭吉著・富田正文校訂『新訂 福翁自伝』(岩波文庫,1978)による。

【福沢諭吉】
「近代の精神」を日本人に啓蒙した幕末~明治の思想家。幕末に洋学の知識を買われて幕臣となり,幕府の使節団に随行し欧米を視察。以後,多くの著作で欧米文化の紹介を行った。慶応大学の創設者。
1834年(天保五)12月12日生まれ 1901年(明治34)2月3日没

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 「四百文字の偉人伝」は,古今東西のさまざまな偉人を,400文字ほどで紹介するシリーズ。このブログでときどき載せています。(カテゴリー:四百文字の偉人伝
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