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2014年03月10日 (月) | Edit |
 もうすぐ,あの震災から3年。

 復興はもっと早くすすむのではないかと,思っていました。

 でも,そうでもない。
 巨額の予算がちぐはぐな使われ方をされたり,それにともなって物資や人材が必要なところにいかなかったり,再建にむけての合意形成がすすまなかったり……

 これは,生産力とか技術とか,あるいは経済力の問題ではないように思えます。

 足りないのは,私たちの「社会についての運営の能力」ではないか。
 つまり,政治や行政のことが,どうにもうまくできないのです。

 がんばっていることもあるにせよ,思うようにできていないことが,たくさんある。

 「政治家や役人がダメだ」といっているのではありません。

 私たちの社会や文明がまだその程度なのだ……そんなふうに私は感じます。

 福島の原発をめぐるその後の東電や政府の対応(ごまかしやその場しのぎの連続)は,「運営がうまくできない私たちの社会」を象徴しているように思います。
 
 深刻な「問題」にきちんと対応できる,実行力のある政治や行政というのは,簡単ではない。
 ほんとうにむずかしいことなのだ。
 届けるべきところへ必要なものを届けるのは,たいへんなこと。

 そんなことは,あたりまえなのかもしれません。
 あるいは「そんなこといっても,なんにもならない」といわれてしまうかもしれません。

 でもたぶん,「問題に対応できる政治や行政」というものを,私たちはかなり安易に考えている。そんなものは「あってあたりまえ」くらいに思っている。
 世の中で「賢い」といわれる人たちでさえ,そうなのではないか。

 その認識を,少しでもあらためることが,いろんなことを考える出発点になるように思うのですが,どうでしょうか?


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(以上) 
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