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2013年02月26日 (火) | Edit |
今日2月26日は,美術家・岡本太郎の誕生日です。

そこで彼の「四百文字の偉人伝」を。
「四百文字程度で,古今東西のさまざまな偉人を紹介する」シリーズ。

その101話をまとめた電子書籍『四百文字の偉人伝』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)も発売中です(アマゾンKindleストア,楽天kobo,ディスカヴァー社のホームページにて販売,400円)
2月になってから,アマゾンKindleストアでも発売になりました。


岡本太郎(おかもと・たろう)

突き破る塔

美術家・岡本太郎(1911~1996)といえば,大阪万博(1970年)の「太陽の塔」がまず思いうかびます。

「太陽の塔」は,「万博のシンボルとして建てられた」と思われがちですが,じつはそうではありません。公式の「シンボル塔」というのは,別に建っていたのです。

もともと万博で岡本が依頼されていたのは,塔の製作ではなく,メインゲートに接する広場での展示の企画でした。広場は建築界の巨匠・丹下健三の設計で,高さ30mの大屋根が覆うモダンな空間にする計画です。

計画をみた岡本は,「この屋根を突き破る高さ70mの塔をつくろう!」と提案しました。それも「モダン」とは相容れない,お化けみたいなデザイン。

丹下や関係者は当惑し,反対もありました。でも,岡本はその説得力で「塔」を実現させます。完成した塔は圧倒的な存在感で,「大阪万博といえばあの塔」ということになってしまいました。

岡本は,人生や芸術を「闘いだ」「冒険だ」といっていましたが,まさにそのとおりの仕事ぶりです。

平野暁臣著『岡本太郎 「太陽の塔」と最後の闘い』(PHP新書,2009)による。

【岡本太郎】
 昭和の戦後に活躍した美術家。絵画と立体造形の両方で活動。大阪万博の「太陽の塔」や渋谷駅の巨大絵画「明日の神話」などで知られる。芸術論などの文筆活動にも積極的だった。
1911年(明治44)2月26日生まれ 1996年(平成8)1月7日没

(以上)
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テーマ:アート
ジャンル:学問・文化・芸術
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