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2014年05月21日 (水) | Edit |
イケア立川
イケア立川

 この前の日曜日,妻と2人でイケア立川に行ってきました。

 イケアはスウェーデン発祥の,家具の小売業。ヨーロッパ,北米,オセアニア,そして日本など,世界各地に出店しています。ウィキペディアによれば,全世界の総売上高は2兆1000億円。従業員は10万人。
 低価格でデザイン性の高い家具,巨大で魅力的な店舗,アフターサービスの良さなどで,多くの支持を得たといいます。

 イケア立川はこの4月にオープンしたばかり。都内初の出店です。
 私は,イケアに行くのははじめて。これまではどの店も,ちょっと遠かった。今回,わりと近いところに店ができたので,行ってみたのです。

 やはり大きい。私の知る「家具・インテリアの店」とは次元の異なる大きさ。
 家族連れでにぎわう店内。まるでテーマパーク。
 並んでいる商品は,たしかに低価格。
 「え,このイスが,テーブルがこの値段?」みたいなことがしばしばあります。
 そこに並ぶ商品といい,店じたいといい,たしかにこれは従来の日本になかったものだ。
 
 イケアって,すごいなー。
 
 その一方で違和感のようなものも,少しありました。
 並んでいる商品が,どうにも「大味」に感じられるのです。

 もちろん,デザインは,この価格としては上等です。
 「なかなかだな」「いいな」と思えるものが,もちろんあります。
 でも全般に,ゴツゴツした,いかにも「欧米」的な,粗っぽい肌触りやサイズ感がある。
 「欧米的」というのは,「アメリカ的」といってもいいです。

 この家具は,私たち日本人の家になじむのだろうか?
 日本の家は,繊細でこじんまりしています。デザインの良し悪しや値段の高低にかかわりなく,とにかく「きめ細かく,ていねい」な感じがある。
 そのような「日本の家」とは異質な感触が,イケアの家具にはあるように思いました。

 でも,イケアの家具は日本でも支持されているのですよね・・・日本でも次々とお店ができているのですから。
 だから,私の「違和感」は,的はずれなのかもしれません。

 しかし,それでもやはり「イケアは,このまま日本に深く浸透していくのだろうか?」と考えてしまう。そして,「どうなんだろうか?」という感じが残るのです。

 そして,「日本のイケア」が,日本にあるといいな・・・とも思いました。
 「イケア」の日本支店ではなく,「日本発の,イケア的な会社」ということ。圧倒的な品ぞろえや低価格。それを「日本的なきめ細かい感じ」のデザインでつくって売る会社。そしてそれが世界にも受け入れられるということ。

 無印良品やニトリはまだ,「日本のイケア」ということではないでしょう。
 無印は,商品数やデザインの幅がイケアにくらべれば限定されています。価格的にもイケアより上です。狙っているものがイケアとは異なるのです。

 ニトリは,とくにデザイン的にはまだまだこれから,という気がします。あるユーザー層に向けては,非常に考えてつくっているのでしょう。低価格もたいしたものです。でも,「家具やインテリアに目覚めた人」が好むかというと,どうでしょうか。非常に日本的なデザインだとは思いますが。

 でも,無印やニトリが発展していくことで,「日本のイケア」になる可能性はあるかもしれません。
 あるいは,ほかの何かが発展して,「イケア」的な存在になるかもしれない。
 もしかしたら,日本にあるイケアじたいが「日本化」していくのかも。

 そんなことを考えながら,巨大な店舗をあとにしました。

(以上)
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テーマ:建築デザイン
ジャンル:学問・文化・芸術
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