2014年10月12日 (日) | Edit |
今日は,ごく近所のほかは,ほとんど家を出ることなく過ごしました。
ウチから半径数百メートル以内にあるもので,楽しみました。
下の写真は,どこかの雑木林や公園ではありません。
ウチの団地の「庭」です。芝生があって,ちょっと樹が植わっている場所。
築30数年の古い団地に住んでいますが,こういう環境が大きな魅力です。


すぐ近くで,「秋だなあ」と思わせる落ち葉をみつけました。
植物のことを知らないので,なんの葉っぱかわかりませんが。

***
家の棚にある本を並び替えて遊ぶ,などということもしました。
我が家は古い団地をリノベしたもので,本棚をあちこちにつくりました。そこに何千冊かが収まっています。
世界史や社会,哲学にかんする本が多いですが,住まいや生活,生き方にかんする本,伝記やエッセイなどもあります。とっつきにくい本もありますが,多くの人と面白さを分かちあえそうな本もあります。
そのような「分かちあえそうな本」をピックアップして,本棚の特定の場所に集めてみる,ということを最近すすめています。そういうコーナーをつくると,ウチに来てくれた方とのあいだで,本棚を眺めながら話が広がるのではないか。
せっかくの本棚なら「自分だけの道具」ではなく,「人と楽しめるもの」にしたい,と思うようになったのです。
たとえば先日,この本棚の真ん中の列の上の2段に,そういう「セレクトコーナー」をつくってみました。

こういう具合です。これを「そういち文庫」と呼ぶことにしました。

今日は,その「そういち文庫」のコーナーを増設してみました。
こんな具合です。小さなテーブルの上にのっているボックスが「増設」箇所。


台になっているテーブルは,無印良品のもの。
「パイン材ローテーブル・折りたたみ式」で,5000円弱。
上に載っている「本棚」も,無印良品。
「パルプボードボックス,タテヨコA4サイズ・2段」で,1700円ほど。
ローテーブルはもともとウチにあったもので,パルプボードボックスは「そういち文庫」用に先日買ってきました。
この「パルプボードボックス」に,ビジュアル系の大きな判の本と絵本などの児童書を納めてました。あわせて40~50冊。
それから,「増設前」の「本棚の上2段」のコーナーには,一般的なサイズの単行本や文庫本を70~80冊収めました。
「どれを並べようか」と考えながら,本棚をながめたり触ったりするのは,楽しいです。
並べてみた「そういち文庫」から,本を取り出して読み返すのも楽しい。
午後の2時間ほどは,それで遊んでいました。
土門拳による昭和の大物たちの肖像写真に,「濃い顔だなー」と惚れ惚れし,
解剖学者・三木成夫の「生命の形態」にかんする,芸術的な図解を味わい,
建築家・吉村順三の,軽井沢の別荘の写真集にやはり惚れ惚れし,
フードコーディネーター・飯島奈美さんがつくった,おいしそうな朝ご飯の写真をみながら,「あすの朝は目玉焼きにしよう」と思ったり,
水木しげるの名言集を読んで,気合を入れたり(先生いわく「じっといれば餓死です」),
「ぐりとぐら」を読み返して(月並みですが)童心に帰ったり,
そんなことをしていました。
本って,やはりいいものですね。
森羅万象のうちの,かなりのものが,とりあげられている。
手にとれば,家で寝ころびながらでも,広い世界を垣間見ることができる。
すぐれた人,もの知りな人の話を聞ける。
***
11月29日(土)に,我が家(東京・多摩市)でオープンハウスをする予定です。
団地リノベに興味のある方,ウチの本棚や「そういち文庫」を覗いてみたい方など,ぜひおいでください。妻と2人でお待ちしています。
我が家のリノベーションを手がけた建築家・寺林省二さんにも来ていただき,いろいろお話しを伺います。私も自宅についてお話しさせていただきます。
さらに詳細が決まりましたら,また告知いたします。
***
10月13日追記:上記でとりあげた本の,アマゾンへのリンクです。
(以上)
ウチから半径数百メートル以内にあるもので,楽しみました。
下の写真は,どこかの雑木林や公園ではありません。
ウチの団地の「庭」です。芝生があって,ちょっと樹が植わっている場所。
築30数年の古い団地に住んでいますが,こういう環境が大きな魅力です。


すぐ近くで,「秋だなあ」と思わせる落ち葉をみつけました。
植物のことを知らないので,なんの葉っぱかわかりませんが。

***
家の棚にある本を並び替えて遊ぶ,などということもしました。
我が家は古い団地をリノベしたもので,本棚をあちこちにつくりました。そこに何千冊かが収まっています。
世界史や社会,哲学にかんする本が多いですが,住まいや生活,生き方にかんする本,伝記やエッセイなどもあります。とっつきにくい本もありますが,多くの人と面白さを分かちあえそうな本もあります。
そのような「分かちあえそうな本」をピックアップして,本棚の特定の場所に集めてみる,ということを最近すすめています。そういうコーナーをつくると,ウチに来てくれた方とのあいだで,本棚を眺めながら話が広がるのではないか。
せっかくの本棚なら「自分だけの道具」ではなく,「人と楽しめるもの」にしたい,と思うようになったのです。
たとえば先日,この本棚の真ん中の列の上の2段に,そういう「セレクトコーナー」をつくってみました。

こういう具合です。これを「そういち文庫」と呼ぶことにしました。

今日は,その「そういち文庫」のコーナーを増設してみました。
こんな具合です。小さなテーブルの上にのっているボックスが「増設」箇所。


台になっているテーブルは,無印良品のもの。
「パイン材ローテーブル・折りたたみ式」で,5000円弱。
上に載っている「本棚」も,無印良品。
「パルプボードボックス,タテヨコA4サイズ・2段」で,1700円ほど。
ローテーブルはもともとウチにあったもので,パルプボードボックスは「そういち文庫」用に先日買ってきました。
この「パルプボードボックス」に,ビジュアル系の大きな判の本と絵本などの児童書を納めてました。あわせて40~50冊。
それから,「増設前」の「本棚の上2段」のコーナーには,一般的なサイズの単行本や文庫本を70~80冊収めました。
「どれを並べようか」と考えながら,本棚をながめたり触ったりするのは,楽しいです。
並べてみた「そういち文庫」から,本を取り出して読み返すのも楽しい。
午後の2時間ほどは,それで遊んでいました。
土門拳による昭和の大物たちの肖像写真に,「濃い顔だなー」と惚れ惚れし,
解剖学者・三木成夫の「生命の形態」にかんする,芸術的な図解を味わい,
建築家・吉村順三の,軽井沢の別荘の写真集にやはり惚れ惚れし,
フードコーディネーター・飯島奈美さんがつくった,おいしそうな朝ご飯の写真をみながら,「あすの朝は目玉焼きにしよう」と思ったり,
水木しげるの名言集を読んで,気合を入れたり(先生いわく「じっといれば餓死です」),
「ぐりとぐら」を読み返して(月並みですが)童心に帰ったり,
そんなことをしていました。
本って,やはりいいものですね。
森羅万象のうちの,かなりのものが,とりあげられている。
手にとれば,家で寝ころびながらでも,広い世界を垣間見ることができる。
すぐれた人,もの知りな人の話を聞ける。
***
11月29日(土)に,我が家(東京・多摩市)でオープンハウスをする予定です。
団地リノベに興味のある方,ウチの本棚や「そういち文庫」を覗いてみたい方など,ぜひおいでください。妻と2人でお待ちしています。
我が家のリノベーションを手がけた建築家・寺林省二さんにも来ていただき,いろいろお話しを伺います。私も自宅についてお話しさせていただきます。
さらに詳細が決まりましたら,また告知いたします。
***
10月13日追記:上記でとりあげた本の,アマゾンへのリンクです。
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(以上)
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