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2013年03月04日 (月) | Edit |
数か月前のこと。何年かお会いしていない知人の男性から電話がありました。電話してくださったのは,今日アップした記事の掲載元である書籍『自分でトコトン考えるための勉強法』(楽知ん研究所刊,2008年)のこと。

「お久しぶり。じつはウチの娘(20歳前後の学生さん)が,あなたの『勉強法』の本を読んで,気にいったみたいで。それで,私に『書いてくれた人にお礼を言っておいて』というもんだから」

用件はほんとにそれだけ。ほんの短い電話でした。じつにうれしいことでした。ただ,多少面食らって動揺したせいか,「彼女は,この本のどんなところが気に入ったのか」といった,感想を聞くのを忘れてしまいました。聞いておけばよかった……

細々とでも何かを書いていると,ときどきこういう思いがけない反響をいただくことがあります。

これもやはり何か月か前のことですが,ネットで検索をしていて,『三百文字の偉人伝』(『四百文字の偉人伝』の原型で,楽知ん研究所刊,2006年)が,ある中学校で「推薦図書」のリストにはいっているのを発見しました。今から3~4年前の記事です。

その学校の先生がたが,「夏休みにおすすめの本」を1人1冊あげているのですが,文豪や有名著者の本にまじって,ある先生が推薦してくださっているのです。

私は「仮説実験授業研究会」という教育研究団体の会員です。そこで,「その関係の方かな」と思って,団体の会員名簿などをみましたが,お名前はありませんでした。

また,私は数年前に『みんなでフランクリンになろう!』(楽知ん研究所刊,2008年。宮地祐司さん,小出雅之さんと共著)という,フランクリン研究の小さな本に,執筆者のひとりとして参加しました。

「フランクリンの社会事業は〈私益と公益〉の調和をはかっているところが特徴だ」という内容の小論を書いています。「私益と公益」というタイトルです。

そして,2~3か月前のことですが,この「私益と公益」が,あるブログでとりあげられているのをみつけました。「上田仮説実験授業研究サロン」の,2012年9月27日の記事に,こうありました。

《楽知ん研究所…というNPO法人から『みんなでフランクリンになろう』という本が出ています。2008年に出ている本ですから,もうかなり前に出た本です。…前から買ってあったのですが,なかなか読めないでいました。最近読んでみて,とてもいい本で驚いています。秋田総一郎さんの「私益と公益」がなかなかいい。私がこれまでの人生で追及してきたのはこれでした。私益のために生きる利己主義的な生き方はまっぴら。しかし,公益のために自分を犠牲にするのは,やろうとしてもやり続けられない。フランクリンは私益と公益が両立する方法を考えだしたというのです。…》

記事を書いてくださったのは,同じ団体の仲間ではありますが,私にとっては遠く離れた町に住む,ふだんは交流がない方です。

どこかで誰かが読んでくださっているのですね。

しかも,どの反響も,それぞれの著作を出して数年経ってからのものです。「自分の書いたものは,古くなっていないんだ」という手ごたえも感じます。

遠く離れた町で,見知らぬ誰かが,自分の書いたものを読んでいる。そういう様子を思い浮かべながら,今日も書いています。

(以上)

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テーマ:雑記
ジャンル:学問・文化・芸術
コメント
この記事へのコメント
しかも,どの反響も,それぞれの著作を出して数年経ってからのものです。「自分の書いたものは,古くなっていないんだ」という手ごたえも感じます。遠く離れた町で,見知らぬ誰かが,自分の書いたものを読んでいる。そういう様子を思い浮かべながら,今日も書いています。

ここのところが特に印象的でした。

見知らぬ人を結びつけるものがブログと考えれば,内容が質と量とともに充実していく事は,例えると,とたくさんの人々が利用する図書館にさまざまなジャンルの本が充実することに相当するとのだと思います。
2013/08/20(Tue) 21:07 | URL  | かずゆき #-[ 編集]
コメントありがとうございます。
「図書館」とまではとてもいきませんが,ブログを書いて記事を重ねていくのは,「自分文書館」をつくって,みんなに公開しているわけですね(このようなことも,多く言われているとは思いますが)。こんなことができるようになるなんて,20年も前の,自分が若いころには,想像できませんでした。
 そのような「文書館」づくりが今は楽しいので,少しでも充実するようにやっていきたいと思います。
2013/08/21(Wed) 21:49 | URL  | そういち #-[ 編集]
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