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2015年03月11日 (水) | Edit |
 昨日の記事(すぐ下にあります)で,3月21日のオープンハウスの告知をしました。
 「この日,家でお待ちしていますので,みなさん遊びに来てください」というもの。

 ウチの特長は,古い団地をリノベしたこと,本が何千冊かあること,などでしょうか。

 本棚の一画に「そういち文庫おすすめコーナー」をつくりました。
 ウチじゅうの本棚のあちこちから「みんなで楽しめそう」と思える本を集めて並べたものです。
 オープンハウスで来てくださる人に,とくに手にとってもらいたい本です。
 これです。

  そういち文庫2015年3月

 前回(2014年11月)にオープンハウスをしたときには,このコーナーは今の半分ほどの本棚2段でした。
 今回は4段に拡大。

 暮らし,インテリア・建築,エッセイなどの,「軽い」傾向のものが多いですが,世界史,文明論,哲学の古典のような,ややハードなものもあります。
 この4段のスペースは,ウチの本棚の縮図です。

 最近,妻が部屋を借りて書道教室を開設したので,そこにも「そういち文庫」をつくりました。こちらは蔵書が数十冊ほどの,ごくささやかなもの。子どもの生徒さんが来るので,半分以上は児童書です。貸出しもしています。

  書道教室のそういち文庫
 

 こんなふうに,「こうしたらどうだろう」「こう並べたらいいかな」などと,家の中をいじって遊ぶのは,大好きです。

 で,こちらの狙いどおりに,子どもたちが本に目をとめて手にとってくれたりする。中には本を借りていく子もいる。これはほんとにうれしくて,たのしい。私は子どもたちにじかに会ったことはないけど,それでも子どもたちとコミュニケーションをしているのだと感じます。

 私は,身のまわりをいろいろと整えたり,しつらえたりして,毎日をたのしくしていきたい。
 本棚のことは,その一部です。

 ***

 4年前の大震災で,おおぜいの「身のまわり(あるいは身体そのもの)」や「毎日をたのしく」といったことが,無残に破壊されてしまいました。そこから今も立ち直っていないケースが,多くあることでしょう。
 

 震災から1,2か月たったころ,どこかのテレビ局で,被災地を励ます主旨の大きなコンサートをやっていました。そのなかで聴いた,エレファントカシマシというバンドの曲「悲しみの果て」(1996,作詞・作曲 宮本浩次)が印象にのこっています。

 その歌い出しは,こう。

  「悲しみの果てに 何があるかなんて 
  俺は知らない 見たこともない」


 で,このときとくに心に響いたのが,後半のこの歌詞。

  「部屋を飾ろう コーヒーを飲もう 
  花を飾ってくれよ いつもの部屋に」

   
  部屋を飾ったり,コーヒーを飲んだりする,たくさんの暮らしのよろこびが,この震災で失われてしまった。
  
  ウチの本棚をさわりながら,身まわりのささやかなことを「いいな」「たのしいな」と感じながら,エレカシの歌や,震災直後にそれを聴いたときの感覚を思い出しました。
 そう思ったところで,だから何なんだということなのかもしれませんが,自分なりの「黙とう」のような感じです。

(以上)
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