2016年09月04日 (日) | Edit |
つい先日発売した、私の著書

中心の移り変わりから読む 一気にわかる世界史←こちらをクリック
(日本実業出版社)

に対し、さっそく読者の方から感想をいただきました。
京都府の宮木新平さんからの感想です。昨日、メールをいただきました。

(宮木さんからの感想)
おようございます。そういちさんの本をゆっくりと読み進めています。今朝,ちょうど半分くらいの所まで来ました。知識と学力の不足している私でも大丈夫みたいです。

読み終わってからなんて言っていると,書きそびれてしまうかもしれないので中間報告的に,思いつたことを書いておきます。

一般的に知識が豊富にある著者は,ついつい細部にわたって知っていることを余さず書いてしまいたいものなのでしょう。しかし,この本はその辺りをぐっと我慢して,素人の気持ちをそらさない用に気を使って書いてくださっているのが伝わってきます。

高校の世界史の授業をイヤイヤやり過ごしていたけど,もう一度学び直してみたいという好奇心の残っている中高年の読者の期待にこたえる内容ですね。

そして,今現役の高校生で世界史の授業や教科書にうんざりしている人たちの向学心をよみがえらせるのにも役立ちそうです。そう言えば,緑と黒のインクを使った二色刷りのレイアウトも何となく学習参考書を意識したつくりになっているみたいですね。


たしかに、「書き込みすぎない」「初心者にとって読むのがイヤにならない情報量」というのは、つよく意識したところです。
たとえば、古代ギリシア史の有名な戦争で「ペルシア戦争」というのがありますが、それについての本書『一気にわかる世界史』の記述は、こうです。

 紀元前400年代(2500~2400年前)には、アテネを中心とするポリスの連合軍が、当時の世界で最大の国だったアケメネス朝ペルシアと戦争して勝利しています。「ペルシア戦争」です。
 といっても、ペルシアを征服したのではなく、攻めてきたペルシア軍をいくつかの合戦で撃退した、というものですが、当時のギリシアの勢いを示しています。
(57ページ)


ここは、教科書や一般的な概説書なら、この戦争の経緯や背景・個々の戦闘の経緯などまで書くわけです。しかし、それを行いながら「通史(太古から現代までを通した歴史)」を書くとなると、とにかく長くなってしまう。多くの年号や名称も出てくることになります。「歴史好き」はそれでいいのですが、そうでない人は疲れてしまう。情報量が多すぎて、全体像がみえなくなってしまう。

だから、本書では上記のような書き方の密度で「通史」を展開していきます。
簡潔すぎてもの足りないという面は当然あるでしょう。
しかし、まずは世界史の骨格・全体像を伝えることが、本書の目的です。

「全体像がみえてくる」「みえてきた感じがする」ことは、宮木さんがいわれる「向学心」のベースになるはず。
つまり「世界史って、知る価値があるんだな」という気持ちにつながるのではないかと。

本書を読んでくださった方、ぜひ感想をお寄せだください。
あるいはご質問も。本ブログでお答えします。
(このブログでご紹介する場合、ご希望や許可がないかぎりは、匿名です)

 ***

昨日、新宿の西口にあるブックファースト新宿店に立ち寄りました。
新宿は私にとって最も身近な繁華街で、その中でもよく行く本屋さん。
大きくて、しかも本のディスプレーや並べ方も新鮮な、刺激やたのしさにあふれた書店です。

「私の本が並んでないかな」と思って入ったのです。
そうしたら、ありました。それも、その書棚ではかなり目立つかたちで。
お店の「Bゾーン」という一画の「世界史概説」の棚。
(お店の方にお声がけして撮らせてもらいました)

 ブックファースト新宿店にて 
 書店に並ぶ『一気わかる世界史』

 『一気にわかる世界史』が並ぶ棚

表紙がみえる3冊のうち、まん中の「一気にわかる世界史」が、私の本。
この分野では実績のある著者(神野正史さん)の新著や、最近の世界史本のベストセラー(角田陽一郎さんの著作)と並んでいます。かけ出しの著者としては、ありがたい光景。

(以上)  
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コメント
この記事へのコメント
 こんばんは。自分の書いた本が書店に並んでいるのは、うれしいことでしょう。いいな、羨ましいな~。
 ちょこっと読ませていただきましたが、本当なら難しいことを楽しく解説しているように見えました。
 私のような面倒くさがり屋でも、面白く読めそう。
2016/09/04(Sun) 22:25 | URL  | ひねくれくうみん #CHU9Pd.s[ 編集]
Re: タイトルなし
くうみん様、コメントありがとうございます。

たしかに、うれしいですね。とくに、まだかけ出しですので。
何百キロも離れた遠い町に住む友人から
「駅前の本屋で買ったよ」という連絡をもらったこともありました。

どこかで誰かが自分の本を手にとってくれているかもしれない。
これは、イメージするとうれしい。

本書をお読みくださってありがとうございます。
「歴史好き」というわけではない人にも
「読むのがイヤにならないように」ということをつよく意識して
書いたつもりですので、ご評価、たいへんうれしいです。
2016/09/05(Mon) 07:05 | URL  | そういち #-[ 編集]
 オフ会アップしました。
http://hinekurekuumin.blog.fc2.com/
2016/09/05(Mon) 23:53 | URL  | ひねくれくうみん #CHU9Pd.s[ 編集]
Re: タイトルなし
くうみんさん、ご連絡、ありがとうございます。
さっそくみてみました。
様子がよく伝わってきますねー

私も「生命歴史のなかで、がん細胞的な細胞と
今日の正常細胞的な在り方が競り合っていた時期がある(かも)」
という話は興味深く思いました。
「1億年前」は、たぶん「10億年前」くらいでは?
2016/09/06(Tue) 07:01 | URL  | そういち #-[ 編集]
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