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2018年03月26日 (月) | Edit |

世界史セミナー2018年3月24日その2

3月24日に、東京・西新宿で「世界史『超要約』セミナー」を開催しました。
当日は高校生も含む12名の方が参加してくださいました。ありがとうございました。

このセミナーは、私の著書『一気にわかる世界史』(日本実業出版社刊)ベースに、世界史5000年の最も重要な大きな流れを、2時間余りで「超要約」してお伝えするものです。

週末(土曜日)の開催なので、「親子・高校生も」と呼びかけたところ、お父さんと高校生・お父さんと若者といったご参加もありました。高校生(男子)のお父さんによれば、息子さんが世界史の履修を選択することになったので、参考になるものはないかとネットでさがして、本セミナーをみつけてくださったとのこと。

本セミナーは、受験勉強で高得点をめざす内容ではないのですが、しかし「世界史を学ぶ」ということの入門の役目は果たせるのではないかと思います。

高校生の方、若者の方が静かに熱心に講師の話に耳を傾けてくださっていたのは、私としてもたいへんうれしいことでした。

高2男子の方の感想にあったのですが、世界史については“カタカナが多くて教科書も時間軸がややこしくて頭に入ってこない”と感じていたとのこと。これはほとんどの人にとって、そうでしょう。

でも“このセミナーを聞いているうちに先入観を捨てて、少しずつ好きになることができました。特に文化などが国から国へと移り、新しくなっていく過程が気になったので、これから調べてみて、親しくなっていこうと思います。本当にありがとうございました”とのことでした。

こちらこそ、ありがとうございます。うれしいです。

本セミナーが「世界史入門」の役目を果たせるとしたら、それは「世界史は学べば面白そうだ」という感覚が得られる点にあると思っています。「面白そうだ」という感覚が、「入門」においては、一番大事です。

それも、テレビでたまにやっているような、人物のエピソードやびっくりするような事件の話で「面白い」というのではない。

そうではなく、「世界史そのものの大きな流れ」を感じてもらう。その感動や面白さを、ほんのさわりではありますが、お伝えすることが、本講座の目的です。

人物やエピソードももちろん大事で有効です。私には古今東西100人余りの偉人を紹介した『四百文字の偉人伝』(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)という著作もあるくらいで、「人物」にはおおいに興味があります。でもそのことはまた別の機会に、と考えています。

人類の大いなる歩みに対する、感動・おどろき。

これは、世界史というジャンルだけが伝え得るメッセージです。

そのようなメッセージを伝えるセミナーをこれからも開催していきますので、よろしくお願いいたします。
今回のセミナーについていただいたさまざまな感想などについては、また今度ご紹介します。

 会場ベースポイント2018年3月
会場のカフェ「ベースポイント」(西新宿)

(以上)
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コメント
この記事へのコメント
はじめまして
「一気にわかる世界史」を拝読しました。
とても分かりやすく、もっと詳しく学びたいと思ったのですが、何かオススメの書籍はありますか?
よろしければ教えてください!
2018/03/31(Sat) 08:38 | URL  | so #-[ 編集]
soさんへ
soさん、コメントありがとうございます。

> 「一気にわかる世界史」を拝読しました。
> とても分かりやすく、もっと詳しく学びたいと思ったのですが、何かオススメの書籍はありますか?

「世界史のオススメの本は?」というご質問は、先日(3月24日)の世界史「超要約」セミナーの参加者の方からもあり、これまで何度もいただいていましたが、きちんとお答えできていませんでした。

しかし、近いうちに本ブログの記事でお答えしたいと思います。
ちょっとお待ちください。

とりあえず、つぎの2冊を。
世界史本の著名なベストセラーです。文庫なので手にとりやすいですし。

マクニール『世界史(上)(下)』中公文庫
ダイアモンド『銃・病原菌・鉄(上)(下)』草思社文庫

ただしマクニールの本は文章が読みにくかったり、かなり長い感じがするかもしれません。でも、『一気にわかる世界史』を読んだ方が「つぎの世界史の通史を」というなら、やはりおすすめです。

ダイアモンドの本は、世界史の通史ではありませんが、世界史・人類史をみるうえで参考になる、興味深い視点や知識を得られます。マクニールの本にくらべれば読みやすく、とっつきやすいでしょう。

最近の世界史関連のベストセラーに、ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史(上)(下)』(河出書房新社)というのがありますが、おすすめしません。理由についてはここでは述べませんが、信頼できる内容ではないと思っています。これとくらべ、マクニールやダイアモンドの本は、ずっと学問的にまじめです。

これまで「初心者のための世界史オススメ本は?」ときかれても、困っていました。

初心者のための世界史の通史だと、私としてはほんとうにおすすめできるのは、私の本『一気にわかる世界史』くらいです。だからこの本を書いたのです。ほかの本は、初心者にはよみづらい、信頼できない、内容に古いところがある、通史ではなく特定の時代やテーマを扱ったものである等の理由で、なかなかおすすめするものがないと思ってきました。

しかし、条件をもっと緩やかに考えれば、やはりおすすめできる本はある、と最近は考えなおしました。近く記事にまとめたいと思います。
2018/03/31(Sat) 10:34 | URL  | そういち #-[ 編集]
返信ありがとうございます。

自分は受験で日本史の勉強をしたのですが、
日本史の参考書では外来のもの、特に思想や宗教の説明が省かれていることが多く、
小学校の頃から歴史の苦手だった自分は、その説明では理解することができず、最後まで伸び悩みました。
受験が終わって世界史の勉強をしようと思ったは良いものの、筋金入りの歴弱の自分にはいわゆる入門書も理解できず、漫画でもダメという状況でした。
そんな時に先生の本と出会いました。

先生の本では「世界史=各国史のまとめ」という思い込みを壊され、初めて「分かった」という感覚を持てました。

長々と自分語り失礼しました。
マクニールに頑張って取り組んでみたいと思います!
2018/04/02(Mon) 08:00 | URL  | so #-[ 編集]
soさんへ
こちらこそ、返信をいただきありがとうございます。

たしかに、世界史はたんに各国史をまとめたもの・寄せ集めたものではない、というのは私が世界史について述べるうえで最も大事にしているところです。そのように読んでくださって、ありがとうございます。

私自身でも、『一気にわかる世界史』よりもさらに深く学べるものを書いたり・述べたりしていかないといけないと思って取り組んでいるところです。今後ともよろしくお願いいたします。
2018/04/05(Thu) 08:20 | URL  | そういち #-[ 編集]
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