FC2ブログ
2019年09月01日 (日) | Edit |
別ブログで「そういち総研」というのを、昨年開設しました。こちらの「団地の書斎から」よりも長文の論考的なものを載せています。

以前は当ブログに1万文字を超えるような記事も載せていたのですが、それは「そういち総研」のほうで、ということにしました。「そういち総研」は今のところ世界史関連ばかりですが、そのうちほかのテーマの記事も載せるかもしれません。

その「そういち総研」に、昨日新しい記事をアップしました。ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史(上・下)』(河出書房新社、2016年)という世界史関連のベストセラーについて批判的に取り上げたもの。

この本はおおいに売れました。この本の「文明によって人類は幸せになったのか?」という問いかけや「農業は詐欺だ」といった文明批判の主張に驚き、感銘を受けた人がおおぜいいたようです。

しかし、こういう文明批判は、1700年代の思想家ルソーも述べている古典的なもので、そんなに驚くようなものではありません。ルソーの『人間不平等起源論』には「人類を堕落させたのは鉄と小麦」という、文明の根本を批判した、思想史では有名なフレーズがあります。

しかし、農業という文明の根本を否定する「反常識」の主張は、文明の問題について真剣に考えたいという現代人の多くの人たちに訴えるものがあった。たぶん、そこに「学校で教わった月並みな常識を超える真理がある」と感じたのでしょう。

でも、私のような「文明の問題は、文明で解決するしかない」と考える人間からみると、「農業は詐欺だ」的な主張こそ月並みなものに思えてなりません。また、文明がもたらした成果についての過小評価や歴史上の事実についての無理な解釈も『サピエンス全史』のなかに感じます。

以上について、数千文字でやや詳しく書いています。以下の記事、お読みいただければ幸いです。

ルソー的文明批判の現代版←こちらをクリック

そういち総研トップページ

(以上)
関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック