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2020年04月05日 (日) | Edit |
*4月6日8時追記を文末に加えました。

私はこの土日は仕事は休みで、歩いて10分くらいの圏内からは出ず、ほぼ家にいた。

妻はパート社員だが、このような事態でも動いているインフラ系の仕事なので、土曜日は出勤した。日曜日は、妻はいつもはダブルワークで書道教師をしているが、講師をつとめるカルチャーセンターが休講となった。このほか、雑居ビルの一室を借りて自分の教室も運営しているので、今後それをどうしていくかという問題も抱えている。

カルチャーセンターの休講で、今日は夫婦2人で休日を過ごした。朝6時半に起きて、朝ごはんを食べて、テレビの報道番組をみる。NHKの『日曜討論』では、都知事が特措法の担当大臣に(一応おだやかな口調だが)かみついていた。担当大臣は「しかるべきときが来たら、緊急事態宣言を出す」と言っていたが、都知事は「もうそのときでしょう」と。

安倍総理の緊急事態宣言についての決断をここまで引っ張らせているものは、何なのだろう。

経済を重視する側近たち、あるいは財務省の影響が強い、アベノミクスの「成果」を決定的に壊す恐れのある決断を躊躇している、といったことは考えられる。

また、緊急事態宣言は、総理にとっては一種の「敗北」なのかもしれない。これまでの対応が行き詰まったことを認めるという意味での「敗北」だ。

ただ、このような総理・官邸の考えについて、政治・経済のジャーナリストはあまり踏み込んで教えてはくれないように思う。テレビをみているかぎり、そう思う。

「なぜ総理は緊急事態宣言をためらっているのか」という質問を、キャスターがゲストの識者に投げかけても、今ここで述べたような「推測」が返ってくるだけ。それはそうだ。「識者」は取材をしていないのだから、わかるはずもない。ここは政治記者のような、現場で取材をするジャーナリストの出番なのだ。

しかし、そのジャーナリストたちも十分には踏み込めていないようだ。あるいは、大事なことを人びとに伝えようとする熱意がどうも弱いように感じる。

最近のコロナ関係の報道で不満なのは、政治・経済関係のジャーナリストの突っ込みの浅さである。当局の方針をかみくだいて伝えるだけが仕事ではないだろう、と思うことがあるのだ。権力者の密室での判断がとくに重要な今回のような事態だと、ジャーナリストがリアルタイムでできることには限界があるのかもしれない。でも、今こそ「現場で取材をする、本来の意味でのジャーナリスト」が本領を発揮するときだと思う。この人たちはコメンテーターや評論家にはできないことができる。どうか頑張ってほしい。

『日曜討論』が終わったあと、少しのあいだ机に向かって世界史関係の読み書きをした。それから、昼前には歩いて10分ほどのところに住んでいる80歳の母に夫婦で会いに行った。ただし、母の家には行かず、家のすぐ前の公園でちょっと会って話しをしただけ。互いにマスクをしたまま1メートルは距離を置いて。

母と別れたあとは、その足で近所のショッピングセンターに向かう。今日明日の食べ物をス―パーで買う。ほしい食品は普通に買えた。マスクや消毒液のたぐいは、一応売り場を覗くが、もちろんない。

買い物が済んだら、ショッピングセンター内のイタリア料理店に寄って、行きがけに注文したテイクアウトのピザを受け取って持ち帰った。この店は小さな個人店だが、安くておいしいので、夫婦でときどき行っている。でも、しばらくはテイクアウトで利用しようと思っている。買い物は15分くらいで切り上げた。何度かスーパー店内のアルコールで手を消毒した。

午後はずっと家にいた。2人でピザを食べながら、インターネットテレビを視る。月1で放映される元スマップの3人によるバラエティ番組。妻は(つられて私も)長年のスマップファン。この番組は、普段はいろんなゲストを呼んでにぎやかにやっているのだが、今回は急きょゲストの出演なしで、現在の情勢を意識した内容となった。いつもは7時間余りを生放送でやるのだが、今日は生放送は2時間で終わり、3人は家に帰るそうだ。あとは番組の過去の映像を流していた。

元スマップ3人の生放送が終わったところで、私はまた机に向かって世界史の読み書き。それにちょっと疲れて、ネットで今日の感染者数を調べる。東京はまた100人超えでこれまでで最悪の数字だ。そのあと、この記事を書き始めた。妻は田舎の義母に電話して、様子を聞いている。マスクをほとんど持っていないようなので、何枚か送ることにした。

今18時半。不安がありながらも、私たち夫婦には静かな休まる1日。窓から夕暮れの景色がみえる。

こんなふうに過ごせるのは、社会に守られているからだ。より具体的にいえば、生活に必要なさまざまな物資を生産して運んで、販売などで届けてくれる人たち、電気・ガス・水道、運輸、通信、放送関係などの、生活のインフラを維持してくれる人たち、そして医療関係者や対策にあたる行政の方たちなど、多くの人たちの働きに、私たちは守られている。ありがとうございます。

(以上)

*4月6日8時追記:今朝のテレビのワイドショーで、つぎのような見解を述べる政治記者もいた。「緊急事態宣言について、政府内では経済対策の提示とセットで行うべきという考えが強く、明日その対策が発表される予定なので、それ以降でないと宣言はないのでは」―-これも現状の分析として、あり得ることだとは思う。しかし、欧米諸国よりもかなり遅いタイミングで出てくる経済対策は、おそらく多くの人たちが期待するものとは隔たりがあるだろう。そのような「不満足な経済対策」と「多数派の感覚よりも遅い緊急事態宣言」のセットというのは、どうなのだろう?多くの失望を生むことになるのではないか。
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