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2013年03月25日 (月) | Edit |
今日3月25日は,作家・樋口一葉の誕生日。そこで彼女の「四百文字の偉人伝」を。「四百文字程度で,古今東西のさまざまな偉人を紹介する」シリーズ。

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樋口一葉

「コース」を外れて得た表現力

樋口一葉(1872~1896)は,近代日本初の本格的女性作家です。彼女は,明治のなかばに20歳で最初の小説を発表し,その後いくつもの傑作をものにして名声を得ました。しかし,結核のため24歳の若さで亡くなりました。

一葉は,家庭があまり裕福でなかったことに加え,「女に学問はいらない」という親の方針で,女学校に行けませんでした。でも,どうしても勉強がしたかったので,和歌や古文を教える私塾に通いました。

それは当時すでに「時代おくれ」の教育だったといえます。しかし,その塾でみっちりと和歌の創作を学ぶことで,彼女は若くして独自の表現力を身につけることができたのです。もし女学校へ進んでいたら,そうはいかなかったでしょう。

「コース」に乗れなくても,求めれば学ぶ場はあります。さらに,学び方しだいでは,普通では得られないものを得ることもできるのです。

関礼子『樋口一葉』(岩波ジュニア新書,2004)による。

【樋口一葉】
 「女性初」にとどまらず明治を代表する作家の1人。17歳で父を亡くし,彼女が戸主として一家を支えた。専業作家を志すが,なかなか生計が立たず苦労した。代表作「たけくらべ」「にごりえ」など。
1872年(明治五)3月25日生まれ 1896年(明治29)11月23日没

(以上)
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テーマ:歴史雑学
ジャンル:学問・文化・芸術
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