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2013年04月17日 (水) | Edit |
前回(4月15日)の記事で,「古代の文明レベル」を論じた際に,哲学者アリストテレスのことに触れました。そこで,今日はアリストテレスの四百文字の偉人伝を。

アリストテレス

2300年前に書かれた1万ページの論文

 古代ギリシャの大哲学者アリストテレス(前384~前322)の著作は,岩波書店の『アリストテレス全集』で読むことができます。
 『全集』は,1冊平均500ページほどで全17巻。
 合計すると,なんと1万ページ近く(約9000ページ)にもなります。論理学,政治学,経済学,心理学,力学,天文学,気象学,生物学,生理学など,「森羅万象」(この世のすべて)といえるほどの幅広い分野を扱った論文集です。
 アリストテレスは,数世紀分にもおよぶ「古代ギリシャの歴史はじまって以来の哲学の文献」を徹底的に集めて検討したり,何百種類もの生物について観察や解剖をしたり,さまざまなギリシャの都市国家の政治体制を調査するなどして,これらの論文を書いたのでした。
 そんなすごい学者が,日本でいえば縄文時代の終わりころの今から2300年前にいたのです。
 彼の学説はその後2千年近くの間,最高の権威であり続けました。それもうなずけます。

とくに板倉聖宣著『ぼくらはガリレオ』(岩波書店,1972)に教わった。ほかに参考として,堀田彰著『(人と思想)アリストテレス』(清水書院,1968),出隆著『アリストテレス哲学入門』(岩波書店,1972)。

【アリストテレス】
古代ギリシャの学問を集大成した哲学者・自然学者。近代科学が成立するまでの約2千年間,最高の権威とされた。ガリレオなどの近代初頭の科学者に対しては,「検証や反論の対象」として影響や刺激を与えた。
紀元前384年生まれ 紀元前322年没
 
これは,うちの本棚にある『アリストテレス全集』。こういう,『全集』を撮った写真は,板倉聖宣さんの本(『ぼくらはガリレオ』岩波書店)にあり,それをマネたものです。

アリストテレス全集100_5570

*** 

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コメント
この記事へのコメント
偉人の肖像画はいいですね。内容とその人物がちょうどマッチしていて,楽しく想像することが
できますね。
2013/04/23(Tue) 22:57 | URL  | 前田一幸 #-[ 編集]
Re: タイトルなし
偉人のイラストは,やや恥ずかしく,自信もないので,そういっていただけるとうれしいです。素人のラクガキではありますが,その人物について勉強したわけで,そのイメージをふまえて描いてはいます。
2013/04/24(Wed) 22:34 | URL  | そういち #-[ 編集]
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