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2013年04月24日 (水) | Edit |
「自分で考えるための勉強法」の10回目。

これまでは第1章でした。おもに「何のために勉強するのか」「興味のあることを勉強するのが大事」ということを述べてきました。今回から,第2章突入です。「よい先生がみつかったら,勉強はうまくいく」ということをテーマにしていきます。


まず,「何か」を選ばなくてはならない。
何かを選ぶとは,先生を選ぶこと。


まず,「何か」を選ばないといけません。

ただばくぜんと「何か勉強したい」というのでは,前に進めません。

ただばくぜんと「強くなりたい」というのではなく,空手なのか柔道なのかボクシングなのかを決めて,どこかの道場の門をたたかなくてはならないのと同じです。「どんなことをしたいのか」「誰に学ぶのか」を決めるのです。

そのうちとくに大事なのは,「誰に学ぶか」ということです。

「どんなことをしたいのか決めなさい」というのは,よく言われます。でも本当は「どんなことをしたいのか」よりも,「誰に学ぶのか」という問題のほうが優先されるのです。

ふつうは,「興味のある分野がまずあって,それに合った先生を選ぶ」というのが筋のように思われます。しかし,何かある分野にのめり込んでいくきっかけというのは,その分野へのばくぜんとした関心よりも,むしろ「特定の誰かの仕事に感動して」というほうが多いのです。

文学にのめり込む人は,ある作家の作品に感動したことから入っていきます。音楽なら,特定のアーティストから入っていく。学問なら,誰かの理論や学説です。

ある「誰か」との出会いこそが,決定的な意味を持っています。その誰かがみせてくれる豊かな世界が,あなたの関心や志をつくっていくのです。感動できる誰かを見出すことが,まず必要です。その誰かが,あなたの「先生」です。

「中立・公平な偏らない立場でいたい」というのでは,いつまでも初心者のままです。特定の先生にのめり込んで,偏っていくことではじめて,本格的な上達への道がひらけます。

ぜひ,何かを選んでください。そして,何かを選ぶとは,先生を選ぶことなのです。

(第10回おわり,つづく)

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ジャンル:学問・文化・芸術
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